「一戸建ての家が欲しいけど、費用が…」と悩んでいる人も少なくないはず。
一戸建ての購入を検討している人は、ぜひ中古住宅のリノベーションも視野に入れてみたください。
本記事では、中古住宅リノベーションの利点や費用、注意点等を紹介しています。
中古住宅リノベーションがなぜおすすめなのか?
・費用が安い
・場所を自由に選べる
・間取りを自由に決められる
リノベーションの最大の利点は、費用です。
一戸建ての家を新築で購入するのに比べて、リノベーションであれば、費用を抑えられます。
他にもメリットがあるので、詳しく紹介します。
新築に比べて費用をおさえられる
一戸建ては新築から20年建つと、建築物としての価値はなくなり、土地代だけになるとされています。
そのため、築20年以降の一戸建てであれば、土地代だけで購入できるため、非常にお得です。
一般的に、リノベーションであれば、新築の7割ほどの費用で戸建てを購入できます。
住む場所の自由度が広がる
特に都心部であれば、競争率が高いうえに、一戸建ての価格は非常に高いです。
会社・学校・駅の近くに誰もが住みたいと思いますよね。
そこでリノベーションであれば、多くの人が見逃している中古住宅も視野に入れて物件を探せるため、競争率の高い地域でも費用をおさえて住めます。
間取りを自由に決められて自分好みの空間を作れる
リノベーションは既存の間取りにとらわれず、自由に間取りを費用をおさえて、決められます。
一戸建てであれば、自由に決められますが、マンションの場合は規約等があるので注意が必要です。
家族構成や自分好みに生活空間を作れるのは、リノベーションの最大の魅力と言っていいでしょう。
中古住宅リノベーションの注意点【デメリット】
中古住宅リノベーションは、すべてが魅力的であるわけではありません。
・デメリット:費用がかえってかかってしまう場合がある
中古住宅リノベーションで気をつける点は、物件の老朽度です。
というのも、物件の老朽化が激しい場合、新築よりもリノベーションの方が費用がかかってしまうケースがあるからです。
築20年を過ぎた物件は安く購入できると前述しましたが、古すぎると床の修繕や、新耐震工事などの費用がかかってしまいます。
物件を購入する際は、「古すぎず新しすぎない」というのを意識しつつ、購入前は慎重に確認しましょう。
中古住宅リノベーションの注意点
・耐震性の確認
・断熱材の確認
耐震基準法は、大きな地震がある度に改訂されています。
特に1981年以前の物件は、旧耐震法の建物なので耐震工事が必要です。
1981年以降でも、熊本大震災では倒壊した建物がたくさんあります。
一方で、2000年以降であれば震度7以上の揺れにも、耐えられる工事が施されているので、耐震工事を追加でする必要はありません。
中古物件を購入する際は、耐震工事が追加で必要なのか否かを確認しておきましょう。
もう一つは、「断熱材」です。
今の物件には入っていて当たり前の断熱材であっても、昔の物件には入っていない場合があります。
断熱材がないと、冬は寒く、夏は暑いので非常に住みにくくなってしまいます。
また、断熱材を入れるとなると大工事になるので、費用がかさんでしまうので、購入前に確認してみてください。
中古住宅リノベーションの費用相場
中古住宅のリノベーションは、マンションのリノベーションに比べると費用が高いです。
地域や依頼するリノベーション会社によって、費用は変わりますが、相場は下記くらい。
- 施工面積(㎡)×30万円
100㎡の住宅をリノベーションするのであれば、3,000万ほどです。
- 耐震工事の有無
- 間取りの変更の有無
- 断熱材工事の有無
- 老朽化工事の有無
などなど、必要な工事によって費用は変わります。
フルでリノベーションと、工事が必要となると新築で一戸建てを建てるよりも費用がかかってしまうので、注意しましょう。
中古住宅リノベーションはローンを組める?
中古住宅のリノベーションは、新築を購入する際と同じで、低金利の住宅ローンを組めます。
物件購入費用とリノベーション費用の両方の費用を、住宅ローンで組めるので非常にお得です。
しかし、物件購入費用を先にローンを組んでしまうと、リノベーション費用はローンを組めないので注意しましょう。
2つ同時に、住宅ローンを組むようにしなければいけません。
また、建築基準法を満たない「再建築不可能物件」については、住宅ローンは組めないので注意しましょう。
まとめ:中古住宅リノベーションは新築よりも安く済むケースが多い
・耐震工事の有無
・断熱材工事の有無
・老朽化工事の有無
中古住宅リノベーションは、上記の3つをしっかりと確認しておけば、新築の7割ほどの費用までおさえられます。
加えて、間取りの変更がなければ非常に安く一戸建てを購入可能です。
中古物件を探す際は、上記の3つを確認しながら物件とリノベーション会社を探してみてください。
なお、中古住宅リノベーションは住宅ローンを組めますが、「物件購入費用とリノベーション費用」を同時にしないといけません。
安く、自分好みの戸建てを建てることができる中古住宅リノベーション。ぜひ活用してみてください。
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